疑わしきは罰せず〜羽生三冠困惑のソフト

徒然なるままに comments(0) - 行政書士なら板宿の松っちゃん

 

将棋のM九段が対局中に将棋ソフトを不正使用した疑惑問題で、日本将棋連盟が当人の年内出場禁止処分を下した件については、皆さんご存知ですね。

 

こういう問題は、立件の困難性から非常に複雑ですよね。

 

タイトルに掲げた文言は刑法上の大原則であろうと思われますが、実は今回の件に検して、羽生善治三冠が奥さんのブログ上で?出したコメントなんですよ…

 

 

羽生氏は当初「限りなく黒に近いが…」的なメッセージを出しており、この表現を訂正(緩和)するために、このたび「疑わしきは罰せずが大原則と思っています」との見解を示した模様です。

 

M九段は対局中に離席することが多いため、スマホで将棋ソフトを使って不正をしているのでは、と過去の対戦相手から疑問が指摘されていたようです。

 

棋士というのは、私のような将棋遊び好きでは想像もつかないほどの能力の持ち主です。

 

棋士はすごく勉強しており、過去の対戦の指し手や、他の猛者たちの指した手順なども正確に覚えていたりする 〜  どの局面からでも再現するなんてことは朝飯前…!

 

トップクラスの棋士であるだけに、将棋ソフトも勉強しているだろうし、その手筋を覚えていても当然だとも思えます。

 

一方で、将棋連盟があえて出場停止の処分を下すということは、状況証拠以上の確たる判断材料があったのでしょうかね?

 

M九段はスマホでの将棋ソフトの不正使用を否定したうえで、代理人(弁護士)に一任しているとし、今後訴訟に展開するのかどうか 〜  いずれにしても、白黒のはっきりしない、後味の悪い問題ですね。

 

ここで1つ同様の事案を思い出しました、大相撲の八百長問題です。

 

蒼国来という関取をご存知ですか? 中国(内モンゴル自治区)出身の幕内力士で、八百長問題に関わったとして多くの力士が引退勧告に応じたのに対して、身に覚えがないと断固拒否したために解雇処分を受けたのですが、八百長疑惑を否定して地位の保全をただ一人求めたのです。

 

結論だけを言うと、東京地裁は「八百長相撲だったと認める十分な証拠はない、協会内の秩序を乱すとの理由による解雇処分も手続きが十分でない」として解雇は無効と判断し、幕内力士としての地位を認めたのです。

 

この地裁判決に対して、日本相撲協会が控訴しなかった理由までは定かではないものの、蒼国来は約2年間のブランクの後、現在も元気で相撲を取っています。

 

真相は本人しか知らないものの、蒼国来のような例もあるということを…

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