犬に咬まれた(その2)〜動物愛護関連法令

動 物 法 務 comments(0) - 行政書士なら板宿の松っちゃん

  前回の記事は、犬に咬まれた場合には過失致傷罪として相手方を告訴する
  か、示談で円満解決するかという刑法上の観点から書いてみました。
  
  今回は続編となっていますが、動物の愛護関連法令の問題点も前回で指摘
  しようとしたところ、文章が長くなり過ぎたため今回に分割することに〜

  
国の基本法として「動物の愛護及び管理に関する法律」で規定され、わが
  兵庫県では
動物の愛護及び管理に関する条例」が制定されています。

  法律は国全体に共通的な一般条項(ナショナルミニマム)を定め、条例は法
  律の範囲内で地域実情に即して制定しますが、
名称は同じなんですね〜

  しかし、この法律と条例を比較すると、悪質度の高いものは法律に、軽微
  なものは条例で規定しているようですが、
罰則も明確・厳格な規定が…!
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  動物の愛護及び管理に関する法律
  動物の虐待及び遺棄の防止、動物の適正な取扱いその他動物の健康及び安
  全 〜(省略)〜 人と動物の共生する社会の実現を図ることを目的とする。

  
動物の愛護及び管理に関する条例(兵庫県)
  動物の愛護及び管理に関する所要の措置を講ずることにより 〜(省略)〜
  人と動物が調和し、共生する社会づくりに寄与することを目的とする。

  省略した部分があるので分かりにくいが、法律は動物虐待・遺棄等を防止
  し、条例は所要措置を講じることにより、共生社会の実現を謳っている。

  動物を虐待・遺棄した場合、又は不許可で特定動物を飼育した場合のよう
  に、
法律に違反する重大事案には懲役刑にまで処せられることも…!

  これに対して条例では、動物の管理責任者に対して、管理上の所要の措置
  を講じなかった場合には罰金刑に処する罰則規定が設けられています〜

  
具体的には、飼い犬の所有者等に犬が人に害を加えないように鎖等でつな
  ぐことを命じており、違反者は10万円以下の罰金刑に処せられることも〜


  上記は警察官と確認した条項ですが、飼い犬が道路等の公共の場所におい
  て排泄した糞を直ちに除去しなけい場合にも10万円以下の罰金が…?!


  前回の記事との関連でいうと、飼い犬が他人を咬んで負傷させた場合には
  傷害致死罪(親告罪)に該当し、刑法上の刑に処せられることがあるが、

  たとえ示談で合意したとしても、飼い犬がリードから離れた(放した)点
  については管理上の瑕疵が問われ、上記条例違反に該当してくるのです。

  つまり、
人を咬んだ点は刑事問題、リードから離れた(放した)点は動物
  の愛護・管理上の問題で別個に処理され、後者だけでの処罰もあり得ると
  いうことを十分認識したうえで、飼い主の管理責任を自覚しましょうね
 
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